昨夜放送された<ポツンと一軒家>
その中で ご夫婦と長男夫婦で、炭焼きを再開したお宅のお話
一旦は、ご実家がやっていた炭焼きは一旦は閉じられたが、そこを
おばちゃんとご主人が再開したお話だった。
備長炭を作る過程なんて、私達は知るすべもなかったが、今回初めて
その工程を知り、驚きと、そして感動した。丁度取材に行った日が
とても大事な日だった事。<火入れ>の日。
そこは宮崎県にある<木炭の里>と言われる村落。
そこで出会った65歳の元気なおばちゃん。そこは最大8トンもの木材を備長炭にする
まさに出来上がった備長炭は<金の延べ棒>と語るご夫婦のお話。
微妙な加減で仕上がりが全く違ってしまうという備長炭。もうそれは、職人技と言える
だろう。こんな大変な作業で出来上がる備長炭は、色々な方面に届けられているが
この大変さの割に、生活は厳しい。と言う事で、このおばちゃんは、シイタケ栽培を
したり、烏骨鶏を飼ったり、有精卵を生む鶏たちを飼ったり・・と、とても
忙しい毎日を過ごしている。その中で、大好きなガーデニングを楽しむ様子。
「私はお金があったら、温泉なんかには行かない。こうして草木と一緒の
過ごす方がずっと楽しい」とその表情は、とても明るく、楽しそう。本当に
毎日は大変だろうに、そんな中で自分の楽しみをしっかり持ち、心から楽しむ
姿は、輝いている。とてもその笑顔は最高のものだった。その笑顔を見ていると
自分の生活は、なんなのかと思った。同じ時間を過ごしながら、人それぞれとは
言っても、本当に人生を楽しんでいる姿は、羨ましい。私もそんな人生を
生きたいと思った、本当に心から・・・思った。
その姿が子供達にも影響を与え、長男は、炭焼きを継ぐと決めて、今一生懸命
学んでいる。いつか両親のゆっくりして貰う為に、日々、葛藤している姿も
とてもかっこよく見えた。素敵な家族だと思った。
世の中には、こんな家族がいるんだって事・・素敵な家族・・
少しでも、見習える所は、見習いたい・・と 思った。