運命の出会い・・・

それなりの年齢になると、私も人並みに?<終活>,を考えるようになった。

 

その1つが、移住を伴う<終の棲家>である嬬恋の家・・・

 

まさか、終の棲家を今の都内の家とは別に持つことになるとは、50代には想像も

 

していなかったけれど・・

 

これも、本当にひょんな事から現実となった事の1つ。

 

あの出会いがなかったら、嬬恋という土地に自分の家を建てる事になる事は

 

無かっただろう。そして・・こうした生活になっていく事も・・

 

私達夫婦にとっては、一大事だったことは、事実だが、それもすんなり事が

 

進むことに、以前より決まっていた道だったんだろうか?と思う事もある。

 

次にしなければと思っていた事が、やはり終活の1つとして <お墓>の事だ。

 

夫は次男、私は長女だが、家を出た形なので、私達が独自に墓を持つ事のなるだろう

 

事は、考えてはいたが、どこかまだ「先の事」と捉えていた所あった。

 

しかし、確実に年齢を重ね、周りの友人達や知り合いの訃報を聞く機会も増えだした頃

 

そろそろ 考えなきゃならない・・

 

そんな年齢になったと強く思い始めた。また、このコロナ禍の中、明日何が起こるか

 

わからない。自然災害も然り・・・持病もあるし・・

 

起った時に慌てない!色々な事は事前準備がとても重要だと常々思っていた事

 

考え始めてから・・月日は経ったものの、いつも頭の片隅にあった案件だった。

 

それが・・これもまた・・たまたま・・・たまたま・・見たサイトで

 

「愛犬と入れる都内のお墓」

 

この言葉に、何かを感じ、まずはパンフを取り寄せた。ただ、私だけの中で

 

色々考えていた事だったので、日々の生活に追われていて、夫にこの話を

 

持ちかける時間もないままに数週間が経った。でも、私の中では、ずっと気になって

 

いた事だったので、ある時、「うちのお墓の事だけと・・」と話を出した。

 

我が家から車で30分以内(JRを使った方が時間が掛かる?)

 

以前よりあったお寺が新たに作った庭苑。

 

都内にある事から、広大な敷地の中に・・と言う事はない。普通の住宅地の中にある

 

だから、景色を楽しむと言う事はないが、我が家から近い事が、かなりポイントに。

 

また、愛犬たちと一緒に入れること。我が家には4匹のわんこ達がいる。

 

この子達の最期をちゃんと看取り、その後をどうするかは、ずっと考えていた。

 

しかし、普通は人と一緒に入れるお墓はなかったが、最近は、やはり愛犬家が

 

増えた事により、需要を考えて こういうお墓も徐々に増えてきたように思う

 

しかし、なかなか都内でとなると・・・難しい。

 

費用も含めて、敷地が都内 都心一等地?みたいな所は、その分費用も倍近くになる

 

そんな金額は無理・・・また、そんな環境と言うのも、我が家にはそぐわない。

 

身の丈に合った所・・最期の最期なんだから、背伸びするのはおかしいしね。

 

あとは条件も考慮すると・・考える。

 

わんこは、供養はして貰えても、お墓は・・とか、

 

一緒に敷地内だが、別の所に埋葬と言う事はある。

 

そんな色々な条件を全てクリアした所が、1件だけあった。

 

まずはこの目で確認しなければと思い、見学予約をする。

 

当日はぽかぽかと温かい日、ちょっと春を思わせあるような陽気の日だった。

 

ナビに住所を入れてみると、我が家から30分以内に到着予定となった。

 

私はその辺りは、殆ど行ったことがない所だけに、思わず周りを見回しながらだった。

 

お寺に到着。

 

奥まったところにある。

 

その脇に、真新しい庭苑の中、墓石がきちんと並んでいた

 

昨年の夏にできたばかりなので、墓石に彫られているお名前は数か所。

 

他は 「仮予約」と言ったシールが貼られていた。

 

その中で、自分が入るだろう墓石を選ぶ・・と言った感じ。

 

墓石の色は何種類かあって、色と、あと大事な場所?南向きだととか、一応考慮して

 

選ぶことになる。しかし、これも、ほぼ、悩むことなく 「ここがいい!」家族の

 

意見が一致した。

  

まさに即決みたいな感じだが・・こういう事って、事前に色々考えて、その場に行って

 

ピンときたら・・・買い時なんじゃないかって思う。今迄がそうだから・・・

 

その日は、細かい手続きの事などのお話などを伺い、「仮押さえ」という形の

 

手続きを取った。約2週間程度の時間の余裕をもって <最終決断>という流れ。

 

しかし、ほぼ結論は・・・決まっていたような気がする。

 

嬬恋の土地の時もそうだったから。確かに、何度も足を運べる距離ではない事

 

1日で数か所実際に足を運び、色々思う所の条件を満たしたところが、

 

まさに今のあの土地だった・・と言う事。

 

それもそのひょんなきっかけとなった方とのお宅から、目と鼻の先の場所。

 

この辺は わんこ達には最高の環境だから・・と、お話を伺っていた場所。

 

その先になると、気候は全然違ってくるところなんだ・・・と言う事も聞いていた。

 

その事は、確かに頭の片隅にはあったが、まさか、まさか・・巡り巡って、ここに

 

たどり着く事になることは、想像してなかった。

 

元々夫は、殆ど迷わない人。

 

うだうだ、その場で色々考えない人。

 

だから、逆に私が悩んで、迷っていると・・・怒り出す。

 

そんな悩むなら・・やめろ!というタイプ。

 

今迄生きてきた中で、選ぶ!という時は、いつもほぼ、そんな感じだった。

 

終活・・・

 

色々な事が、1つずつ・・決まっていく・・・

 

 

 

 

 

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